スロートレーニングのやり方と効果
スロートレーニングはアメリカで開発されたトレーニング方法です。
アメリカ人のケン・ハッチンスという人が考えたトレーニングの方法で、
現在主流となって、普通に行われているウエイトトレーニングと比較してみても、
かなりゆっくりなペースで行うトレーニングです。
安全で、より効果的に筋肉 を鍛えることが出来るというトレーニングの方法です。
スローとレーニングの方法として は、軽めの負荷をかけて、
その負荷で10秒から5秒間を目安に行って、負荷を少しずつ増やすというのが、
一般的なスロートレーニングの方法です。
スロートレーニングにも、さまざまな動作がありますが、
最初の方は「3~5秒程度かけて上げて、3~5秒かけて下げる」が基本です。
5秒だとちょっとゆっくりすぎて動きにくいかもしれません。
実際にやってみると、3秒くらいがほどよい「遅さ」のように思います。
スロートレーニングは、動作中に力を抜かずに、力を入れっぱなしにして行うのが特徴です。
スロートレーニングのときに身体の中が、どういう状態になっているかというと、低酸素状態になっています。
スロートレーニングは、従来のトレ ーニング方法と比べてみると、
とても安全でゆっくりした動きをして行いますから、
けがやトラブルにつながりにくいというようなメリットがあります。
トレーニングで無理をしてし まっては、スポーツをしている人などは、
何のためのトレーニングなのか本末転倒になって しまいますが、
トレーニングで負荷をそれほどかけずに鍛えられるということは、
とてもい いことだと思います。
スポーツ選手たちもスロートレーニングに注目して今行っていますが、
スポーツ選手以外でも、最近はスロートレーニングを高齢者の人のリハビリや、
怪我をした人のリハビリの一環として行っているケースが増えているといわれています。
スピードもゆっくりですし、とても安全に行われるトレーニングです。
スロートレーニングは、リハビリや高齢者のかたが主流にやっていますが、
ゆっくり時間をかけてやることにより、筋肥大を得ることもでき、
バルクアップ時のウォーミングアップでやる人もいるそうです。
スロートレーニングはお年寄りやけがをした人でも、
安心して行えるトレーニング方法として、今注目されているのです。